ドライクリーニングの起源には諸説ありますが、有名なのは1820年頃フランス、仕立て屋ジョン・バプティスト・ジョリがランプのオイルをテーブルクロスにこぼしたところ、汚れが落ちたことで偶然発見しました。それまでは装飾性の高い衣料品のメンテナンスは、仕立て屋がおこなっていました。水洗いで1点ずつ処理され、非常に手間のかかる仕事で腕のいい職人でも時間を要しました。そしてパリのサンマルタンで初めてのドライクリーニング店が開業されたと言われています。ドライクリーニングの画期的な技術は毛やシルク製品などを、キレイに洗い上げることが可能になりました。1855年に開催されたパリ万国博覧会で、ドライクリーニングのショップを出展し急速に世界に広まっていきました。

(出典:wikipedeia/パリ万国博覧会

日本では明治時代中頃、ドライクリーニングの技術が入ってきたそうです。フランス人から技術を学んだ日本人が横浜に初のドライクリーニング店を開業し普及したきっかけとされています。『クリーニング発祥の地』碑が横浜にありますが、一説によると神戸とも言われています。

 

(出典:初期のドライクリーニング洗濯機 正道・日本クリーニング業界史 http://www.cercle.co.jp/blogs/?p=243