春になると、冬物をしまい春夏物に入れ替える「衣替え」の季節ですね。お気に入りの服を来シーズンもキレイに着るために、正しい収納&洗濯のポイントを押さえましょう。

一般的な衣替えの時期

シーズン 時期 最高気温の目安
春服 3月~4月頃 15℃〜20℃
夏服 6月頃 22℃以上
秋服 10月頃 15〜20℃
冬服 11月頃 15℃以下

3月~4月の間、住んでいる地域の最高気温が15℃~20℃、アウターが不要になる時期が春の衣替えの目安です。また、雨の日は衣服やクローゼットに湿気がこもりがちなので、できるだけ天気のいい日を選びます。

1.衣替え前にやるべきこと

☑クリーニングor自宅洗濯で汚れを落とす
「まだ着るかも?」と思っても、衣替えの前に必ず洗濯しましょう。汗や皮脂汚れが残ったままだと、黄ばみやカビの原因になります。

☑不要な服を仕分ける
「今シーズン着なかった服」は、来年も着ない可能性が高いです。処分や寄付、リサイクルを考えてみましょう。

2.冬服をキレイに収納する方法

たたんで収納するアイテム

アイテム 理由
ニット類(セーター・カーディガン) ハンガーにかけると肩が伸びて型崩れするため
スウェット・パーカー フードや袖の重みで形が崩れるため
フリース シワになりにくく、コンパクトに収納しやすいため
ヒートテック・インナー類 軽くてシワになりにくいため
小物類(マフラー・手袋・ニット帽) 収納ボックスなどにまとめるとスッキリ

吊るして収納するアイテム

アイテム 理由
コート・ジャケット(ウール・カシミヤ・革など) たたむとシワや折りジワがつくため、厚みのあるハンガーで吊るす
スーツ・フォーマルウェア 型崩れを防ぐため、肩のしっかりしたハンガーにかける
ダウンジャケット・コート ふんわり感を保つため、通気性の良い場所でゆったりとハンガーにかける
プリーツスカート・ワンピース プリーツが崩れてしまう可能性があるので、スカートハンガーを使用する

収納時はクリーニングのビニール袋を外す(通気性が悪く、黄ばみの原因になるため)、または通気性の良い不織布カバーを使いましょう。

3.春夏服を気持ちよく着るための洗濯術

長期間収納していた服にはホコリやニオイがついていることがあります。軽く洗濯してから着ると、より気持ちよく過ごせます。

4.クリーニングに出すべきアイテム

丸で囲まれたP、Fなどのマークは、商業クリーニングでの洗濯処理方法で、ドライクリーニング処理ができることを表しています。

クリーニングに出した方がよいアイテム

アイテム 理由
ダウンジャケット・コート 皮脂汚れが蓄積しやすい
スーツ・ウールコート 型崩れを防ぎつつ、しっかり洗浄できる
ニット 繊維の毛羽立ちを防ぐため
シルク・カシミヤ素材 デリケートな素材なのでプロに任せるのが◎
レザー製品(ジャケット・スエード) 水洗い厳禁、専用クリーニング必須
着物・浴衣 特殊な生地&加工がされているものは、家庭洗濯NG
毛布・羽毛布団 洗濯機で洗いにくく、ダニ対策にもなる

 

ひと手間で来シーズンの着心地が変わる  

春の衣替えは、収納の工夫と洗濯のひと手間で、来シーズンの着心地が大きく変わります。大切な服を長持ちさせるために、しっかりケアして収納しましょう。

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