汚れやシミは衣類を傷めます
2023.05.15
「一度だけ着用した」「汚れが見当たらない」と思っていても、汗や透明な飲料などが付着しています。 汚れやシミは衣類の保管中にカビの発生や虫食い、酸化による変色の原因になり、大切な衣類を傷めてしまいます。
カビの発生…保管中はクローゼットなどが高温多湿になることがあります。汚れやシミは湿気を吸収する性質でカビが繁殖しやすくなり、特に綿などの「植物系繊維」やシルクなどの「タンパク質繊維」を養分にして成長するため、素材が損傷することになります。
虫食い…現代の住環境は室温や湿度が一定に保たれるので、害虫にとって快適です。害虫は、動物性タンパク質繊維(羊毛、カシミアなど)を好んで食べます。汚れ成分を残したまま保管すると、害虫を招くことになります。
酸化による変色…肌の油である皮脂汚れや飲料などが残っていると、酸化し変色する可能性があります。また汗に含まれる成分が生地のしみつき、これらの成分が酸化して異臭の原因になることもあります。
保管の前にクリーニングで汚れやシミを落とし、大切な衣類をトラブルから守りましょう。 クリーニング後は、湿気がこもらないようにポリ袋から取り出して通気性カバーなどで保管しましょう。