十二支の中で卯(う)は4番目に数えられます。十二支とは、子(ね)、丑(うし)、寅(とら)、卯(う)、辰(たつ)、巳(み)、午(うま)、未(ひつじ)、申(さる)、酉(とり)、戌(いぬ)、亥(い)の12種類の動物によって構成され、紀元前の中国で、暦や時間を表すために使われ始めたのが起源とされています。当時の中国で年を数える時に使われていたのが木星の動きで、人々は木星の位置で年を数え、木星の公転周期が12年であるために天を12等分しました。この時に誕生したのが十二支の起源と言われています。子(ね)から亥(い)の12個の漢字は、中国で数を表すものです。この十二支を浸透させようと動物の名前に変更し動物の意味は付けたとされています。今日の日本では、年賀状の図案にその年の十二支の動物が使われたり、生まれ年の干支によって、「○○年(どし)の生まれ」のように年齢を表現する習慣があります。

卯年は、「飛躍」や「向上」の年 

一般にウサギは温厚な動物だとされており、そこから家内安全と結びつけられています。また「ウサギ」はピョンピョン跳ねることから、飛躍・向上の象徴にもなっています。芽を出した植物が成長していき茎や葉が大きくなる時期で、目に見えて大きく成長する年だといわれています。

 

素材の豆知識アンゴラ

毛の長いウサギ「アンゴラウサギ」から取れる獣毛です。繊維が極めて細く柔らかな感触が特徴的。毛の中心が空洞になっているため、暖かさはウールの3倍軽さは3分の1程度。光沢が有り、パステルカラーの染色が特に美しく映えます。

アンゴラ素材の弱点 獣毛繊維の中でも特にデリケートで、洗濯で毛が絡まる「フェルト化」が起きて、繊維が硬くなりやすい。直毛で表面が滑らかなため、毛が滑って抜けやすい、毛玉ができやすい、静電気が起きやすいなどのデメリットもあります。